期日を守るということ
日常の仕事のなかで何かを行うときに、必ず条件となるのが期日です。
期日のない仕事は仕事ではありません。仕事であるためには、目的があり目標があり、そしてそのための手段があり手続きがあり、誰かが責任者や担当となってそれを決まった時間や日、月までには終わらせる、ということが一般的です。
関係する多くの人がそれを期待し、その結果をもって次の仕事が始まる、あるいはそれを前提として一連の仕事が成立するといったことが通常ですね。
したがって、仕事のなかで、誰かが仕事の質を落としたり期日を遵守しなければ、一定の業務フローのなかで仕事がすべて止まるということにもつながりかねません。適切な期日を決めたうえで設定された仕事の質と期日はどのようなことがあっても守る必要があります。当事者間で決めた期日は必ず遵守するし、守れない期日は決めないという帰結です。
超短期の仕事であればその場で完結しなければなりませんし、また短期の仕事であっても一定の期日に成果を挙げなければなりません。中期の計画も着実に行動し期日迄に実行すること、大切ですね。
時間外勤務をしようと徹夜をしようと、そして人の手を借りようと、誰かに助けてもらおうと仕事を期日までに終わらせなければなりません。
もちろん優れたやり方はタイムマネジメントを行い就業時間内に全てを終わらせることです。
- 優先順位付けを怠らない
- 段取りをとる
- 業務改善を定着させる
- システム化を行う
- 処理能力を強化する
- 他者との良好な関係性を確立する
ことなどタイムマネジメントにおいて行うべきことは、いくつもあります。
より重要な仕事から手を付け、計画的に工夫をしながら、できるだけ合理的に処理するための方法を考え、自分の能力を高め続けます。さらに他者の協力を得られる、邪魔をされない人間関係をつくるために日頃から相手に役に立てるよう行動しなければなりません。
何れにしても、予定された質を担保しつつ期日を守ることが仕事において最も大切な事柄であることを忘れてはなりません。期日を守る文化がない人や組織はどこかで弛緩し質も落とし、すべての対象から信頼を失い顧客をなくし組織を衰退させます。
5分、10分で終わらせなければならない仕事であっても、現場には期限を1分でも遅れることが許されない仕事があります。リーダー、社員は時間を守る、時間内で作業を終ることができるスキルや前提となる仕組みをもった組織づくりのために心血を注ぐ必要があります。
当たり前のことですが、再度見直しをしてみるテーマですね。(タイムマネジメント)